2020 C.intermedia


 top No.1 No.2  No.3  No.4 No.5


2020 No.5


C.intermedia irrorata

3年ぶりの開花。久しぶりに咲いて体力十分なためか、縦横13センチ程もある巨大な花になってます。

C.intermedia aquinii-coerulea
(coerulea-aquinii-puntata × self)


花は縦横9センチ程ですが、リップには色が十分に乗り、ペタルは開き良く、うっすらと縁にまで色が乗り、我が家には貴重なアクイニーセルレアになりそうです。


2020年、
冬の置き場に変化あり

 我が家では、毎年インターメディア展の頃からインターメディアを少しずつ外に出して、11月終わり頃まで物干し竿にインターメディアを吊して日に当てています。スペースが足りず吊せないインターメディアはブロックと金網を用意して竿の下に置いています。遮光は梅雨明け後の真夏のみ。9月頃涼しく感じたらはずしてまた直射。寒くなったら、家の廊下の窓際に並べて日に当てて、花を咲かせています。

 ところが、この2,3年問題になってきたのが冬の置き場。4号から6号の鉢が多くなり、窓際の置き場が足りなくなってきました。場所はないけど日には当てたいので、朝外に出して夕方霜の降りない場所へ持ち運ぶということをしていましたが、忘れてそのまんま夜通し置きっぱなしにすることがあり、昨年はいくつか霜に当ててインターメディアを痛めてしまいました。
 今年はどうしようか、温室なんぞとても出来ないけど組み立て式みたいな温室できないか、何か簡単にできないかと考えあぐねたところ、ようやく思いついたのがビニールをかぶせるだけという、左画像のような簡単お粗末なもの。お粗末ですが思いついた時は目からウロコ、先が明るくなりました。
 今年の1月終わり頃から画像のようにビニールをかぶせています。暖房器具はもちろんなく、所々の隙間から寒風が入ります。インターメディア寒さに強いし、霜さえ当てなければなんとかなるだろうくらいで始めています。
 始めた当初は、天気のいい日はビニールの中が窓際に置いておくよりも暖かくなり、いい感じだなあと思っていました。そう思っていた矢先の2月だったか3月だったか、葉焼けさせてしまいました。それからは昼間横のビニールを開けて風通しよくしてるので、葉焼けはクリアしています。
 ビニールをレンガやブロックで押さえているだけなので、強風の時はビニールがめくれて大変ですが、室内に置いた時の懸案だった風通しがよくなり、湿度不足も解消されて、何よりも水やりがもんのすごく楽になりました。今年の3枚目4や↑の花のような今までペタルが開かなかったインターメディアが開くようになったのは、この水不足・湿度不足が解消されたためかなと考えているところです。他にも今年は例年よりもなかなか上出来な花が増えたように感じます。
 5月中旬現在、霜で痛んだインターメディアも今のところなく、順調のようです。霜の心配はなくなりましたが、湿度が保てるので、残ってる蕾が咲くまでこれで咲かせて、みんな咲いたらビニールを片付けるだけ。寒くなったらまたビニールかぶせて冬を越させるつもりです。それでダメならインターメディア減らすしかないかな・・・。

C.intermedia flamea-venosa
(flamea ‘Peacock’× venosa ‘Orchid Crown’)


色乗りの偏りとリップがまだ出来ていませんが、だいぶよくなってきました。来年再来年あたりはきれいに咲いてほしい。

C.intermedia flamea (aquinii-alba × concolor ‘Cotia’ )

もう少し開いてくれればいいのですが、日の当たり方が足りなかったかも。もったいない咲かせ方してしまった。

‘O Ine’ のselfをつけていましたが、実がポトッと落ちました。がっくり。これも含めてかれこれ4〜5年種付け失敗続きです。

C.intermedia ( ‘Asole’ × tipo ‘5-2’ )

初花。来年どうなるか楽しみな1株。

C.intermedia fma.venosa ‘Do Heitor’ (MC)

冬に伸びてきたリードから、シースを出して咲いてしまったので、なんだか勢いで慌てて咲いた感があります。

C.intermedia サンタ・カタリーナ州産(山採)

2016年以来の4年ぶりの開花。
ブラジルの自生地ではこんのなばっかりの中に、たまにフラメアだったり、セルレアだったりのちょっと変わったのが咲いてるんでしょうね。

C.intermedia trilabero coerulea 'Nakajima #2' 

アクイニーが少し開いて咲くようになり始めたので、これからしばらくはこの三弁花が見事に開いて咲くかどうかが私の腕の見せ所になりそうです。

C.intermedia flamea (multiforme ‘Alpha’× self )

新しく咲いたものだなあと思いつつ、ラベルを見たら8年も前にαオーキッドで購入したもの。ムルチフォルメのセルフからフラメアが出るんですね。ムルチフォルメのセルフなら、ムルチファルメやチポとかが多いんだろうと意外だったので、かなり驚いています。





あと2鉢つぼみがありましたが、ぼとぼとっと落としてしまい、
2年続けてあっけなくインターメディアの開花が終わりました。
暑いからつぼみが落ちるんだろうなと思ってますが本当のところは
何なんでしょう。

今年は途中で紹介した超簡単な温室が作れたので、湿度が保てたせいか、
今までペタルの開きが悪かった個体が開くようになる個体もあって、
開かないとあきらめて捨てていた個体が本当はどうだったのかと思うと、
もったいない気もしています。

植え替えも終わり、他は直射日光にガンガン当てて、リードや根を
伸ばし始めています。今の時季、ミズゴケがすぐ乾くので毎日のように
水をやっています。水をやった後、この伸び始めたリードや根を見ると
ホッとしますし、来年はどんな花になるか楽しみでもあります。

6月5日現在、私が住む九州北部地方はまだ梅雨入りしていませんが、
何よりも1日も早くコロナの終息を願うばかりです。
今年もご覧下さりありがとうございます。
皆さんが育てているインターメディアや他のらんもいい花が咲くのを
願っています。

では (^^)/~~~


Cattleya intermedia charm たちばな