折り折りの記
W  2003年1月〜

 

2003年3月 25日(火)
天  気;  晴 見出し;  NO WAR

  03年3月20日、ついに第2次湾岸戦争が始まってしまった。
  巡航ミサイル、バンカーバスター(地中を貫通する爆弾)ステルス戦闘機などといった恐ろしい強力な攻撃が行われている。戦車の隊列がバクダットに向けて進軍する様子がテレビで連日伝えられている。
  映画のように人間の手足がぶっ飛ぶシーンこそないが、爆撃の行われている地点では、多くの人が亡くなり傷ついていることは大いに想像できる。
  
  世界のリーダー達は一刻も早く戦争を終わらせるようにあらゆる力を尽くして欲しいし、フセイン大統領は生物化学兵器を絶対に使用しないで欲しい!と祈るのみだ。
  
  20世紀の大きな戦争を知らずに幸せに生きてきた。子ども達にも絶対戦争を体験させたくないものだ。   

 

2003年1月 29日(水)
天  気;  晴 見出し;  高校3年生へのエール

  社会へ踏み出す高校3年生へ応援エールを送る機会を与えられた。
  学校生活の中では、男女の差別は感じなかったかもしれないが、社会に出たらまだまだ差別がいっぱい。覚悟をしておいたほうがいいと。
  差別といったらきょとんとした感じだったので、差別の中には区別も含むと説明した。男子生徒が先で女子生徒が後というクラスの名簿。毎日毎日、男が先に呼ばれて女がその次に呼ばれると、男が優先、女は後からついていくという意識や行動が作られていくということ。その逆もダメ。レディーファーストという名の下の保護も差別。女の幸せは結婚というイメージをふりまくテレビドラマも、女性が働く権利や自由があることを女性自身が考えなくなる効果を持つので差別などなど。
  
  様々な差別を跳ね返すには、女性自身が甘えないこと、力をつけること、いやなことはいや、おかしいことはおかしいといっていくことしかない。
  
  「女性は優しく、可愛く・・・」「専業主婦が楽でよい・・・」という考えは今や通用しないよ。   頷いて聞いてくれていた生徒が何人かいたけど、どれだけ心に残っただろうか?   

 

2003年1月 19日(日)
天  気;  晴 見出し;  緋寒桜

  沖縄、本部半島、八重岳の桜が咲いたとテレビニュースが流れた。
  八重岳の花見にでかけたことをなつかしく思い出す。
  沖縄の桜は緋寒桜。桃よりもっと濃いピンク色で、八重の花びらが下を向いて開く。桜は一度寒に当たらないと開花しないため、本土と違って島の北部から南部へ、山頂から麓へ向かって開花する。八重岳、6000本の桜は頂上は満開でも麓は5分咲きといった感じ。
  
  沖縄の友人が、本土勤務で一番感動したのがソメイヨシノの桜花吹雪といっていたが、逆に私は、緋寒桜のあの濃い色と滅多なことでは散らない、強さ、激しさ、華やかさが好きだった。
  
  花見といっても花の下で宴会などということはしない。ただ、桜をみて歩く・・・というウチナンチューの上品な花見がいいと思ったものだ。
     やんばるの山の中に、「風の庭」「藍風」「やちむん喫茶シーサー園」というしゃれた喫茶店があったが、今もあるだろうか?なつかしくて、胸がいっぱいになる。
  こんなに素敵な思い出をいっぱい持ってるなんて、なんて私は幸せなんだろう。                                                               

 

2003年1月 10日(金)
天  気;  晴 見出し;  新しい年に当たって

  2003年、平成15年、新しい年が明けた。
  長い不況、イラクや北朝鮮を巡る緊張と重苦しい雲に覆われている。
  自分自身の足下を見ても、子ども達のこと、夫のこと、年老いた義父のこと、さらには仕事の成果、職場の人間関係等々不安や悩みがいっぱい。
  他に気をとられて本来の任務がおろそかになるのを「書を読みて羊を失う」といい、あちこちに羊が逃げて収拾がつかないのを「亡羊の嘆」というそうな。
  世界で、我が身の周りで、羊が逃げまどうような混乱が起きないことを心から望む。
  
  今年の賀状に
  楽観は自分だけではなく 他人も明るくすると書いた。
  どうせなるようにしかならないのだ。くよくよせずに、後ろは振り向かずに進むことにしたいものだ。                                                               

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