ビルの三階ほどの薄暗い職場
自分の気持ちは、漁業課の庶務係員であった(実際の配属は退職時)。何故か慌ただしい気分でキャビネットの書類を捜していた。
定期的に送らなければならない漁獲品を送る手法を考えていた。<ビニールの袋にするのか、箱詰めにするのか?>
昔の青い湿式コピー書類の中に15件の送付先が書いてあった。この宛先を、どのように書いたら宅配さんが読んでくれるのか、真剣に悩んでいた。
【目覚めたあとの感慨】 些細なことのようだが、若い職場時代のストレスの夢はよくみる。 相当な緊張感で臨んでいたのだろう。
心配のあまり、『これは夢に違いない』と目覚めたトキは、忘れないうちにと枕元のメモに書くようにしているのだが、いつか、人生の岐路につながるようなストレスをここに残しておきたい。
…
|