地域の歴史(特性) 

 地理的に見た相知町 (町切地区の水車)

T 位置

相知町「町切地区」は、佐賀県のやや北西にあって周囲を山に囲まれたところに位置し、集落に沿って厳木川(きゅうらぎがわ)が流れ、『町切堰』のところから取水した「用水路」の下流500メートルまでの間に『町切水車』が6台回っています。やがて川は松浦川と合流して、玄海灘に注ぎこんでいます。尚、場所や交通機関、国道203号線(佐賀ー唐津間)のほぼ中間地点、JR唐津線(佐賀ー唐津線)の岩屋駅または厳木駅下車がよい。

U 地形「山」と「川(5万年前は、海岸線だった)

『町切地区』の横を流れる厳木川のこの一帯はまわりの岩肌の海食あとの化石や標高などの調査から、この地区あたりが5万年前頃は海岸線だったと言われています。その当時には、海面が岩屋盆地(町切地区の対岸の集落)まで細長く侵入して、激しく波浪を砂岩の断がいに打ちつけながら一進一退をくり返ししつつ底を削り「写真ー1」のように川床や川岸の岩盤にその特長を見る事ができます。また約1万年前頃からは、段階的に砂泥の堆積からなる地層を今の水田地帯に残して、今日の原形をなしています。相知町や厳木町周辺の主な「山」と「川床」の標高は、次の通りです。
山々=天山 1046メートル・女山 697メートル・八幡岳 763メートル・作礼山 887メートル・椿山 760メートル.
国道=笹原峠 120メートル. 町切峠 35メートル 厳木川の床面=うつぼ木地区・岩屋地区・町切地区25メートル。  

  

             写真ー1 (写真の左の方が水田地帯、左上の方が「町切堰」 ↑)

  

                                    (写真の右の方が厳木川です ↑)

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