イベント情報と企画 佐賀県 松浦川水系<厳木川(きゅうらぎがわ)>
「町切水車」取付研修・交流会 の報告!
「町切水車」取付研修の様子 | 厳木川 「 わんノ瀬 」 周辺の清流 |
ふるさと水車文化村の「町切水車」は松浦川水系厳木川(きゅうらぎがわ)の「町切堰」より取水した「用水路」にあって、その歴史は西暦1678年にすでに[8基]の水車が存在していた記録があることから「用水路」は、それ以前に新田開発のために築造されていた事なります。またその延長距離は4つの集落を経由して約5キロに及んでいます。
水車は西暦1700年代には全国各地で普及し、単なる揚水用や精米だけといった農業用だけでなく、製紙、紡績、陶土の粉砕、金属加工、そのほか工業用の動力にも利用され、江戸、明治、大正、昭和と近代産業の発展にその役割を果たしてきました。しかし近年は社会環境の変化とともに水車の数も減少して、全国でもわずかしか活用されていません。
そこでこの「町切地区」では7年前、2基にまで減った揚水用水車の復元と保存だけでなく、稲作用として現在6基の水車回っています。
[町切水車]取付研修・交流会の報告!
参加者の方は、お疲れ様でした。
5/14 掲載 A WEEK-SHOOT JPG
廻りはじめた水車 今年も田植えの時期が近づいた。「小さな町の大きな文化遺産」町切水車を地元の小学校の子供達と据えつける行事が行われた。
5基の水車のうち、一番大きな水車をみんなで持ち上げて重さを量ったら、135sあった。大人の加勢を受けて据え付けが終わると、水門からの水を待った。
おもむろに廻り始めた水車が勢いを増して、木樋に上がった水が水田を潤し始めると、固唾を呑んでこの瞬間を待っていた子供達に「バンザイ」の声が挙がった。
「水辺の楽校」を目指す「自然と暮らしを考える研究会」のイベントは、初夏を感じさせる流しソーメンをみんなで楽しみながら終わった。
( 5/14 厳木川辺の町切水車にて)
「用水路」に生きる魚たち=学生の環境学習 | 環境学習の様子=学校間交流 |
見学研修の意義
「水車」の容姿や構造は、全国各地の地形や風土、目的や環境(立地条件)もそれぞれ違い、その土地に暮らす人の知恵から生まれた固有のもので、命の水の営みを恵みとして先人たちが残した命がけの戦いの成果がうんだ民族の文化遺産を21世紀に継承しながら、近くを流れる「厳木川」の川原で遊んだり、「用水路」沿いを散策したりして、自然と暮らしの共生などの大切さを学ことが出来ると同時に、水辺・田園がもつ「多面的機能」など水環境も学ぶ事ができました。
水車の稼動する期間
5月末の取付から稲の収穫時期の9月下 旬まで
研修・交流会への参加歓迎!
☆ 参加される方へのお願い
駐車場に限りがありますのであらかじめ連絡をいただければ優先的に
「駐車スペース」を確保いたします。
☆ 連絡先 電話 「0955-63-2177(石盛)」または
FAX 「0955-63-2384(長友)」
メールアドレス suisha@po1.people-i.ne.jp
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連絡先住所 佐賀県 東松浦郡 相知町 町切地区
自然と暮らしを考える研究会
世話人代表 石盛 信行
☆ 簡単な交通機関と道路の案内(道順)
○ 佐賀市内からの道順
車 佐賀−唐津(国道203号線)線のほぼ中間地点で、佐賀市内、
小城町、多久市内を過ぎ、厳木町に入る。JR唐津線(厳木駅)
を右に、県立厳木(きゅうらぎ)高等学校を左に見て「約500M」で
橋 (町切橋)を過ぎてすぐ(看板あり)
一つ目の筋(町道)を左折し、道なりに40Mの用水路一帯に位置
しています。
鉄道 JR唐津線(佐賀、唐津間) 岩屋駅下車徒歩 約10分、
駅前タクシー 約 2分
○ 唐津市内からの道順
車 佐賀−唐津(国道203号線)線のほぼ中間地点で、JR唐津線
(岩屋駅)を左に見て、二つ目の橋(町切橋)の手前(看板あり)を
右折し、道なりに40Mの用水路一帯に位置しています。
厳木川の魚釣り(届けが必要)川原や水車の回る用水路をフィールドとした
各種団体の活用企画やイベント企画も歓迎いたします。
個人、はじめ各種団体 教育機関 などの環境学習・各文化団体の散策[句会]などの企画は、皆さんがご自由に計画してください。(問合せは、表紙のeメール・FAX・掲示板・などをご利用ください。)
(水車見学は5月下旬から9月下旬まで)
「町切水車」と用水路のあじさい | 朝霧の中の「町切水車」 |