唐津民報298号
2017/12/31,2018/1/7
2018年を希望の年に
くらしと平和を政治に全力で頑張ります
 2018年は、唐津市長・市議選から1年が過ぎ、「新しい唐津をどう創るか」が問われる年となります。
 玄海原発の避難計画が不十分なまま3月には、再稼働が現実味を帯びています。
 4月には、水道料金が22%の値上げが実施され、国保運営は、県と市が担うことになります。
 安倍内閣の2018年度予算案は、国民の暮らしに冷たく、富裕層・大企業を優遇する政治で貧困と格差をさらに拡大するとともに、「戦争をする国」づくりを予算の面から推進するものです。
 2018年は、唐津市でも貧困の格差が広がり、平和と民主主義が脅かされようとしています。日本共産党は、建設的な提案で市民の皆さんと頑張ります。
 みなさまにとって良い年になりますよう願います。
  2017年12月
唐津市議
浦田関夫 
福島なおみ
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
平成30年度予算要望書をおこなう右から伊藤一之議員、福島なおみ議員、浦田関夫議員、峰達郎市長、林正樹議員のみなさん。
来年度予算要望
市民へ寄り添う市政を願って
3会派が「統一要望書」を初めて提出
 展望会(酒井幸盛・林正樹)と社民党(伊藤一之)日本共産党唐津市議団(浦田関夫・福島なおみ)の3会派5人は、25日、来年度予算編成に向けて統一の「要望書」(6項目の17細目)を峰達郎市長に手渡し、懇談をしました。写真(酒井幸盛議員は欠席)
 懇談で浦田議員は、職員による不祥事を正す取り組みを強く求めました。
 福島議員から「1中・5中の学校給食の早期実施や唐津焼を志す方への支援策」について発言しました。
 伊藤議員は「子どもの貧困対策」について取り組むよう求めました。
 林議員は「市民の困った方へ寄り添う市政」を求めました。
 峰市長からは、「学校給食の無償化も大事ですが、まず1中・5中の給食実現や教室のクーラー設置など優先順位を見極めながら実現させたい」と発言があり、周辺部での交通対策についても「唐津独自の取り組みをしたい」とも話しました。
要望の項目は以下の通りです。
1)法令遵守で公平公正で清潔な市政を求めます
2)子どもの貧困解消とゆとりのある教育環境のまちづくり
3)老後も安心のまちづくり
4)若者が住みたくなる「定住促進」のまちづくり
5)地場産業を応援し元気なまちづくり
6)原発ゼロ・自然エネルギーへのまちづくり
私の決意
福島なおみ
2017年も残すところわずかとなり、この一年を振り返ると、かつてなく「あっと言う間」という言葉が相応しく感じます。議員として歳入内訳、歳出内訳を審議する一員にして頂いた最初の一年でした。
 議員になってすぐに行ったのは、自治体研究会が主催する自治体財政の研修会への参加でした。全国から、議員さんたちが自主的に集まる研修会で学び、唐津市の財政が全国と比べてかなりひどいことを知りました。
 これからも主体的に、唐津市内外に学びに行き、唐津行政に貢献できるようになりたいと思います。
 様々な人に支えられて一年を終えることに、心から感謝しますと共に、皆様の益々のご健勝とご多幸を願っております。
 
 
昨年暮れに松浦河畔公園に4万3200球のLED電球の巨大なツリーが出現しました。
 地元の企業や財団などが協力して毎年実施しているものです。
 2018年は、唐津市民にとってこのツリーのように真っ直ぐ伸びる希望や暮らしが叶えられる年にしたいものです。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
旧唐津日赤跡地活用は
歯科口腔を加えた保健センター
平成31年供用開始
 平成28年8月に和多田に新唐津日赤病院が移転し、旧唐津赤十字病院(二タ子)の跡地活用が注目されていました。12月議会において、南病棟を有効活用し、市民の健康増進を図るため、現在の「保健センター」(千代田町)を移転する予算が可決しました。
新保健センターには、「歯科口腔保健センター」も併設します。
南病棟は、耐震化されており鉄筋コンクリート3階建てで、総事業費5億9506万円をかけ、平成31年度に供用開始予定です。
市としては、「市民の健康増進」の拠点施設にする計画です。
 
有害物質は3月までに搬出
病院が行った土壌調査では一部の箇所で、水銀、フッ素、鉛、シアンが検出されました。併せて地下水検査も行われましたが、井戸水には異常はありませんでした。
有害物質の除去については、病院が汚染土壌の除去と新規土壌の入れ替えを行っています。除去された土壌は、専門の処分場へ3月までに搬出されます。
 
3階に歯科口腔、保健センター
 新保健センターは、1階を検診スペースとして「特定健診・がん検診」と事務室。2階を母子検診スペースとして「乳幼児検診・育児相談・栄養教室」 。3階を歯科口腔保健センタや運動室、会議室として活用することにしています。
 日祭日の歯科口腔治療は、これまで歯科医師会が輪番制でおこなっていましたが、これからは保健センターで歯科診療を行うことになります。
 診療時間は、歯科医師会との協議中ですが「午前9時から午後4時まで」を計画しています。
 
青少年支援センター
 別棟の「管理棟」は、旧大成小学校にある、青少年支援センター・図書配送センター・障害者団体などに活用する予定ですが、詳しい内容や予算は来年度当初予算を予定し、運用開始を保健センターと同じ平成31年をめざしています。
 
 
 
 
 
整地作業が急ピッチで進む旧唐津日赤跡地。前方に見えるのが旧南病棟で、ここに「新保健センター」が設置されることになっています。
 
 
 
 
 
 
 
 
福島なおみの一般質問
指定管理者選考に専門家を
市民の創意を活かす事業を
 福島なおみ議員は、街路樹の落ち葉対策について質問しました。 市内イチョウの街路樹は、県内2番目に多い約700本植樹されています。落葉時期の清掃などは近隣住民に支えられてきましたが、今後 難しくなるのではないかという現状を受けて市の対応を質問しました。
中江都市整備部長は、「景観にも配慮しながら、みちづくり課を相談窓口として市民行政一体となった管理に努めたい」と答弁しました。
 
市民と共同の力
唐津市総合計画では、「市民の力を最大限に引き出すまちづくり」を掲げ、「市民力・地域力によるまちづくり」をめざしています。
しかし、市民団体から提案を受けて事業展開するCSO提案型協働創出事業は平成22年度から実施して、合計20件の提案があったものの実現は1件でした。
主体的に市内の課題を解決しようと行動を起こした人とどうしたら協働できるのかを考える必要性を訴えました。
 
指定管理者選考は身内ばかり
 民間の力を活かすという点では、指定管理者の選定委員会に庁外人材の登用について質しました。
 ふるさと会館「アルピノ」の指定管理について、納入業者や従業員、施設利用者の方々にご迷惑をおかけし、指定管理者制度そのものへの不信感が募っていることからの質問です。
 県内では、佐賀市など5市が職員以外の対象施設の専門家などを選定委員に加えています。
 福島議員は、「市も専門家などを選定委員会の構成に含むべき」と求めました。
 小形企画部長は「指定管理者の指定は行政処分にあたるため、慎重に検討する必要がある」と、庁内職員だけの構成を見直す姿勢が薄い答弁でした。
 
インターネット何時でも視聴可能
 唐津市議会の本会議での模様は、インターネットで何時でも視聴が可能です。
 唐津市議会ホームページから「唐津市議会」→「インターネット中継」→「議員名で探す」→「議員の名前」→過去の録画を再生することができます。