2012.6.26
討論
反対
吉原真由美(共産) 
 平成24年度一般会計補正予算
 賑わいのまちづくり推進事業費、総事業費6139万8千円、国県からの補助を引いて唐津市が一般財源から出すのは1562万円だが、国の補助金が大きく市の負担が少ないからいいでしょうとはならない。
 「いきいき唐津株式会社」が唐津市から年間42万円で借りたものを、カフェレストランを営む会社に月21万円で転がしする事業内容。
  まず唐津で月21万円もの使用料を払ってレストランが成り立っていくのか大きな疑問。また月21万円というのは年間252万円になるが、これは「いきいき唐津株式会社」が唐津市に支払う賃貸料の6倍になる。
 また貸しが許されるとしても唐津市が所有する物件で6倍もの利益を上げることを唐津市民は納得しない。
 唐津の中心部を活性化させるのが目的の事業だが、旧唐津銀行地下のレストラン、大手口センタービルのカフェレストランや市民交流プラザ、会議室などが観光客や市民でいつもいっぱいというならわかるが、似たようなものをこれ以上増やしていいのか。
 
ふるさと会館駐車場の有料化
 次に同じ商工費中の「ふるさと会館管理費」は議案70号と関連した議案で駐車場の料金を引き上げるもの。この景気低迷の中で市民の皆さんと観光客のみなさんの利用者に負担をお願いすること自体、賛成するわけにはいかない。
 所轄の常任委員会で「特例措置で2時間無料化にしたい」という執行部発言があったということだが、値上げ案条例がでているのに・・条例は駐車場料金の引き上げに対し議員の承認を求める提案。提案の趣旨に反した「特例措置を設けます」の執行部発言で条例議案を承認するでは提案になっていない。
 議案書として正々堂々と提案し、その内容で審議すべきと考える。つまり議案70号は議案提案を撤回し、改めてキチンとした内容で提案すべきだ。
 観光バスの駐車場料金は値上げでなく無料にしてこそ、バスで唐津にお越しになるお客様や旅を企画する旅行会社を喜ばせ、観光客誘致の魅力的な役割を果たすと考える。
 以上6月補正予算の議案64号から2件、条例案の議案70号を反対とし、それ以外は承認、賛成する。
 
賛成
中村健一(市政会)
 旧村上歯科のイノベーション事業は、中心市街地活性化の基本計画に基づく事業として推進役であるまちづくり会社が事業主体となって、国の事業採択を受け、実施されるものであり、街中の交流人口の増加、中心市街地の活性化に資するものと考える。施設の運営に当たっては事業効果が最大限に発揮され、真ににぎわいの街づくりにつながるよう、また、街づくり会社−いきいき唐津渇社−の経営安定に結びつくよう綿密な検討と創意工夫をお願いしておく。
 ふるさと会館駐車場の有料化については、駐車場の適正な管理を図る上でやむをえない措置であると考える。一方、観光振興の観点から観光客を街中に誘導する上で重要な施設であることから、運営に当たっては観光客等へ特別の措置を講じていただきたい。
  
採択した5件の意見書
 ・尖閣諸島の実効支配を推進するための法整備を求める
 ・再生可能エネルギーの導入促進に向けた環境整備を求める
 ・防災、減災、ニューディールによる社会基盤再構築を求める
 ・国の教育予算拡充を求める
 ・農林水産業における燃油価格高騰の対策の強化を求める