討論 09/2/22
反対 吉原真由美(日本共産党)
 特別養護老人ホーム「ちぐさの」が社会福祉法人「健寿会」に無償譲渡されることに反対します。
 その理由は、@競争入札もなしに決定したたった一つの法人が市民病院跡地を購入する際セットで唐津市が『ちぐさの』を手放すというなのならこれも議案として提案すべきです。A1億1000万円の土地代が入るとはいえこの法人に民間移譲することは大規模改修の時に借りていた8000万円をこの法人ではなく唐津市が返還しなければならないことは納得できない。B1300万円の備品も無償で移譲すること、唐津市は一括償還ではないので財政に影響はない、基金があるのでそれで支払うということですが、このことを引き受ける「健寿会」との協定書に明記していません。市民の財産の叩き売りは許せません。
 呼子の「延寿荘 」は、介護度が3になったら出て行かなくてはならない。ここでは待機者はいないということでしたが比較的元気なお年よりが入る施設はほかにもいっぱいできている。しかし、ここを追い出されたらお年寄りの居場所がないこと。どこでも特別養護老人ホームは一杯です。だから責任もって行政が管理運営する特別養護老人ホームが必要です。 
 
賛成 石ア俊治(志政会)
 特別養護老人ホームの運営については介護保険施行後民間による介護福祉サービスを拡大充実したことにより民間への移譲後も入所されている方へのサービスの水準は確保されるものと考えている。また、現在の建物は築後36年経過し老朽化がいちぢるしく改築が必要となっている。このまま市が運営を続けていけば改築費用等市の財政負担が増加することが避けられないことや移譲にあたっては選定委員会で選考基準に基づき公正に審査されたものであるため民間への移譲はやむをえない。
 なお民間移譲に当たっては施設に入っている人に介護サービスの低下を招かないよう、また、職員の処遇には職場環境にスムーズに適応できるよう本人の意向を十分ふまえ配置転換や再雇用に取り組んでいただきたい。
 
賛成 宮崎千鶴(公明党)
 特別養護老人ホーム「ちぐさの」の民間移譲の不安があるようですが、市内においては民間で事業をされるているところもあり利用者へのサービスは確保されるものと信じています。また、築年数が36年も経過しており建替えの必要性もあり民間がすることにより市の財政負担も軽減されるようになります。また事業所の選択については基準としていた点数より高い評価がされ慎重に選ばれたものと考えます。
 財産の無償譲渡については、財産を有効に使っていただくことで市民のためになると考えます。
 
可決した意見書
・「教育予算の拡充を求める意見書」
 義務教育国庫負担率2分の1として制度を守こと。
・「国直轄事業負担金に係る意見書」
 国直轄事業の負担金は、廃止、縮小等の抜本的に制度を見直すこと。
・「国民健康保険財政への国庫負担の増額を求める意見書」
  国庫負担率を荘医療費の45%から38.5%に引き下げられたため、市町村の国保財政が赤字になり、国保財政は危機的状況であり、国庫負担率を45%に戻すこと。