議案質疑 6/14

吉原まゆみ

財政

(吉原) 補正予算のうち65%が借金である。合併前の財政シミュレーションと違う。今の状況を市民にどう説明するか。

(総務部長) 今回の市債は、災害復旧債、過疎債、辺地債後年度交付税算入率が70%90%の有利な市債である。当初の予算と違う要因は、基金積立、汚泥再生処理センター、広域圏消防費などが増加した。旧市町村の財政事情が予想以上に厳しかったことが伺える。

(吉原) 宅地開発用地購入は第1期が売れる見込みがあってからでもよいのではないか。

子宮ガン検診

(吉原) 子宮ガン検診率を上げるためにはどう考えるか。

(保健福祉部長) 当初は2年に1回としていたが、検診が低い、死亡率高い、要望多い、少子化対策などから1年に1回とした。受診率を上げるために、市報に保険だよりを別紙にし、個人宛のはがきに場所を選べるようにしている。

(吉原) 産婦人科でも検診できる通知は間に合うか。

(保健福祉部長) 審査申込書に指定医療機関でも受けられる通知をしている。

菜畑、西の浜線の改良

(吉原) 菜畑、西の浜線改良工事は地元が待ち望んでいる。早くできないか。

(建設部長)  必要性は認識している。都市計画路線で未着手は唐津3、呼子2路線ある。新市道路計画には83件出されている。調査し計画書をつくり着手しなくてはならない。


 菜畑、西の浜線(済生会病院付近)
    

北波多住宅用地購入

(吉原) 北波多中央部開発22区画は売れるのか。

(建設部長) 今の状況では特色がない。魅力が必要。建物の完成まで含めたアドバイスしなくてはならない。魅力ある宅地にするために売れるように考えたい。


      住宅用地(北波多)

住民基本台帳条例改正

(吉原) 住民基本台帳条例改正に関して、自衛隊適格者名簿の提出は一括して提出しているのか。年間何名提出されているか。

(総務部長) 自衛隊の募集適齢者名簿提出は、自衛隊法、施行令で資料提出を定められている。

14歳と満16歳の住所、氏名、年齢、性別の4項目を書類として提出している。16年度旧唐津市分1465人、17年度は3133人予定。

(吉原) 住民基本台帳のどの条項に基づいて適格者名簿を出しているのか。閲覧の制限をする改正なのに自衛隊募集にすすんで出し、ダイレクトメールや訪問をしている。矛盾ではないか。規制を必要としないか。

(市民環境部長) 国や地方公共団体の職務上の請求に当る。

(総務部長)  自衛官募集の個人情報は、戸別訪問、勧誘のみの資料としている。ダイレクトメール等の発送はしていない。

(吉原) 個人情報は守ってほしいという動きに対してどう考えるか。自衛隊への情報提供は矛盾しないか。名簿提出を控えるべきではないか。

(市長) 基本的に法に基づいて守られるべきものと思う。法に矛盾しない。

志佐治徳

同和啓発活動

(志佐) 同和啓発活動費は、

(保健福祉部長) 差別をなくすのは国民の責務。市民に正しい理解と認識を深める啓発に努めている。各支所に懸垂幕の啓発費をお願いしている。

(志佐) 特別地域改善対策事業は終わったのに、同和啓発活動をしなくてはならないのか。

(保険福祉部長) 人権教育、人権啓発に関する法律にもとづいて、あらゆる差別に対する啓発で同和問題はそのうちの一つ。

図書配送センター設置

(志佐) 図書の貸出し、返却は支所でできるか。図書館だけでなく、市役所の支所で返してもいいのではないか。

(教育部長) 近代図書館の本を広く利用してもらうため、利用しやすくするためのシステムを提案している。弾力的に運用できる。

急傾斜地崩壊防止

(志佐) 急傾斜防止対策費の受益者負担を25%に引き上げた根拠は。

(建設部長) 分担金率の引き上げは、合併協議会で了承された。

(志佐) 軽減措置、免除措置はあるか。

(建設部長) ケースバイケースで考えていきたい。

消防団員退職報奨金

(志佐)消防団員の退職報奨金の区分で、部長と班長が同じなのはなぜか。

(総務部長) 法律で同一区分とされている。階級区分を分けると差額は一般財源が必要。必要性があれば消防団会議にはかり検討する。

(志佐) 市民税が非課税措置で65歳以上の人が除かれたが。

(総務部長) 高齢者も健康で経済的に豊になった。年齢だけで優遇することを見直し、現役世代と同様に扱うこと。市税の影響は、18年度は4238千円、19年度は922万円の増収。