063月一般質問

志佐治徳

4月に発足する包括支援センターの充実を求める

(志佐) 保健師が責任を持ってケアプランをつくるが、保健師の確保はできるか。
(保健福祉部長) 予防中心のシステム機関として中核的役割をする包括支援センターは、介護給付費の増大になるケアプランとハイヨウ症候群(一日体を動かさないと細く硬く短くなる)を防止するために、公正、中立な機関として設立し、運営をはかる。
 保健師は普通1名だが全市を網羅するため3名確保したい。それでも不足するので14の介護支援センターに窓口として委託したい。
(志佐) 保健師はチェックに追われるのではないか。
(保健福祉部長) ケアマネージャーが足らない分は直接つくる。
(志佐) 支援センターはお年寄りや悪質商法の被害を阻止するための仕事をするのか。また、そのための人材を確保できるか。
(保健福祉部長) 社会福祉士を中心に行政、医療、民生委員、ヘルパーなどネットワークを活用し仕事をする。
(志佐) 将来地域に支援センターをつくる計画はあるか。
(保健福祉部長) 在宅介護支援センターに相談窓口を委託することで対応する。
(市長) 今の体制でやらせてもらいたい。

三役の退職金の廃止を

(志佐) 宮城県知事は退職金の廃止を提案している。三役、教育長の退職金の廃止を求める。
(総務部長) 特別職の職責と重責の対価として、県内の他市の状況を見ても同一の支給内容。議会の承認を得て条例化し、市民の理解も得ている。特別職が自らの発意で提案すべきもの。
(志佐) 公有水面の使用量はなぜ大幅な値上げが行われたのか。
(建設部長) 合併協議会で唐津市の例により調整するという方針で174月から実施されている。



浦田関夫

地域でがんばっている商店への助成を

(浦田) スーパーの閉店でお年寄りや障害者は不便をきたしている。近松ストアーの閉店による市の対策は。地域でがんばっている商店への助成は。
(商工観光部長) 3か町商店会が積極的に取り組むならば協力したい。
(浦田) 坊主町交差点から熊の原の歩道の整備をすべきだ。
(建設部長) 18年度県予算で基本計画の調査がされる。その推移を見守る。
(浦田) 電柱や道路標識などを動かすことで広げることができる。県に相談をすべきだ。
(建設部長) 要望していく。

唐津東中高一貫校で小規模校の統廃合につながらないか

(浦田) 唐津東中高一貫開校にあたり選抜に漏れた子どものケアーは十分か。
(教育長) 校長、進路担当者、学級担任にそれぞれの子どもの心情に寄り添い、既存の中学校の良さや特徴など進路や将来のこと、次の目標に向かって行くようケアーをしている。家庭での保護者にも同様な姿勢を望む。
(浦田) 小規模校に拍車がかかり、統廃合につながらないか。
(教育長) ただちに統合にはつながらない。
(浦田) 通学区域審議会は学校教育を効率運営に努める観点からではないか。
(教育長) 山間、離島、僻地で学校数では多いが、少ないから統廃合のスタンスは取らない。
(浦田) 唐津北校跡地の利用はどうする。
(市長) 高等専門学校の誘致をあきらめず取り組んでいきたい。
(浦田) 農村は高齢化や農業後継者不足で地域共同体の維持が農家だけではできなくなっている。サラリーマンを含めた維持管理が必要ではないか。
(農林部長) 中産間地域直接支払い制度を今後も活用し、農道、水路の維持をしていきたい。
(浦田) 農村文化などにも助成ができないか。
(農林水産部長) 19年度から農地、水、環境保全向上対策として共同活動、先進的営農支援制度が始まる。


吉原まゆみ

TTより少人数学級を求める

(吉原) 小学校12年生については1クラス36人以上になると少人数学級かTTかを選択するのは市にまかせている。18年度はどのように決めるのか。
(教育長) 校長と話し合い、PTA、評議員、保育園、幼稚園の実態を把握し、TTか小規模学級かどちらがよいか見極めて判断している。
(吉原) 対象校はどこか。校長からどうするか報告はきているか。
(教育長) 外町小、長松小、西唐津小、佐志小、鏡山小、成和小、北波多小、呼子小が対象で、西唐津小、成和小がTTの報告が出ている。小規模校やTT双方の意見がある。
(吉原) 少人数学級とTTのそれぞれの良いところは。
(教育長) 小規模は一人ひとりの児童、生徒に目が行きどきやすい。TTは役割分担し、学習上や問題行動に対応しやすい。
(吉原) TTは人数が多いとデメリットになる。親は少人数が良いといわれたが、なぜTTなのか。親の意見を聞かなかったのか。
(教育長) 双方の意見を聞いて進めている。最終的には市教委が判断する。一律的でなく強引でもなく校長、PTAの話も聞いて客観的に判断する。

プルサーマルは知事に事前了解を待ってもらうべきだ

(吉原) 知事は「私が事前了解することに唐津市長の理解を得られるものと判断した」と発言したことに市長は抗議もしない。議会で結論を出していないことを認めたのか。
(市長) 知事の発言は、県として きちんと受け止め前向きに検討し、未解決の課題を含めて対応されるものと判断した。議会の意向も理解してもらったと思う。
(吉原) 7項目のうち安全協定に関して知事は了解すると言われたのか。
(市長) 具体化はこれからの話し。事務レベルの話で協議、議論をしていく。
(吉原) 理解したという知事の言葉に怒りはないのか。事前了解を待ってほしいというべきだ。
(市長) 知事はしっかり受け止め理解してもらえるものと思っている。
(吉原) 原発は津波で冷却水が取り込めない問題がある。
(総務部長) 冷却水が取り込めないときは自動停止する。
(吉原) 地震対策のため補強工事はされるのか。
(総務部長) 九電は12号機は設計、耐震性の確認を行った。耐震強度が向上していると報告受けた。
(吉原)東唐津駅エレベーター設置について、市長は検討を約束されたが市としてどのように対応してきたのか。
(保健福祉部長) JR九州は概算事業費の算出作業をしている。210日、総務大臣からJRに対する許可申請するため県の窓口をどこにするか話し合った。