唐津人形浄瑠璃保存会

過去の活動報告につきましては、こちらからご覧下さい。


令和2年2月2日に開催しました人形浄瑠璃公演をご覧頂けます。




唐津人形浄瑠璃保存会がテレビで紹介されました。
 三味線の音に魅せられたイギリス人 ジョン・フィルニーさんが、奮闘する姿を紹介した番組(RKB放送)と、竹本鳴子太夫と竹本鳴都太夫とのインタビューを通して、鳴都太夫の初舞台の様子や思いを伝えた番組(NHK放送)をご覧頂けます。



佐賀県知事を表敬訪問
ニューヨーク公演の報告が佐賀新聞に掲載されました。
(令和元年7月20日付け)





唐津人形浄瑠璃保存会
「竹本鳴子 in ニューヨーク」を終えて

 今回のニューヨーク公演は、ハラハラどきどき、大袈裟に言えば命がけの公演旅行でした。まず、私と面谷さんとで少しでも安くなるようにと、昨年と同じ様に詳しくでもないネットで予約等してしまったことから始まりました。結局は、今回は昨年より人数が多くなってしまい、結局は阪急交通社に申し込みをして頂いき本当に助かりました。やはりプロは安心できます。
 いざ出発すると、面谷さん、中田先生は、昨年同様、添乗員の方のように大活躍でした。
 さて、公演は午後3時の開演にも関わらず、1時過ぎにすでに数名はいらっしゃり、リハーサルもお客様の前する始末でした。リハーサルでは、鳴都太夫に稽古をつけながらだったのですが、私が語るとお客様が拍手をされる。鳴都太夫はというと、ただでさえプレッシャーの中、リハーサルで声が出なくなりました。しかし、ここは一番の踏ん張り所。何が何でもと言う気力で、ついには途切れることなく最後まで声が出ていました。このことも親孝行の鳴都太夫だから、リハーサルからご覧になったお客様は、リハーサルが一番面白かったと、おっしゃって頂きました。
 人形は、今回は、3体持参し、三番叟、阿波鳴門、両演目共に食い入るように興味深く、そして時には涙しながらご覧頂きました。面谷さんの舞踊は、昨年、おさん茂兵衛で主役を張られたことに加えて、美人と人柄でファンが多くいらっしゃって、今年もモテモテの公演でした。
 トリの崎村では、池田先生、中田先生の三味線猛練習の甲斐あり、息もピッタリ、国東の信原さん、甘木の平拿さんの名演もありアンコール、アンコールの大喝采。お客様から、今年は圧巻で、楽しくてたまらないと絶賛頂きました。
 日系人会館は、椅子を並べると、80人位しか入れず、予約で申し込みされた方は、既に80人を超えていました。今回は、昨年のお客様がイベントが3公演が重なったこともあり、初めて来られたお客様が8割を超えておりました。ニューヨークで、佐賀はもちろんのこと、唐津を多くの方々に、日本の伝統芸能通して広めて行けたことを本当に嬉しく思えました。今回の公演に際し、ご支援を賜りました多くの方々に感謝申し上げます。そして、浄瑠璃保存会のメンバーの方々には、公私に渡りお世話になリましたことに御礼申し上げます。
 今から入野小学校に行ってきます。私は教えることが楽しみです。次世代を担ってくれる子どもたちに元気を頂きながら頑張って参ります。

   令和元年6月吉日  竹本鳴子 拝




第12回定期公演開催を開催しました。
竹本鳴子からのメッセージ

 当日は、100人近いお客様、そして、NHK、RKBテレビ局、地元ケーブルテレビ局、西日本新聞、読売新聞記者様方々、沢山の皆様の応援のお陰様で、鳴都太夫の語りを心から皆様に喜んで頂けたようです。桁山幸太こと鳴都太夫の初お披露目が、無事に出来たこと、そして改めて弟子入りしてくれたことを、心から嬉しく思っております。お客様の中には、鳴都太夫の浄瑠璃に、涙を流して頂いた方がいらっしゃいました。本当に嬉しいことでした。

 私には、これまで弟子がいましたが、たとえ年上の方でも可愛いくて、親身に教えさせて頂いて来ました。今回、桁山幸太のように、家族思いで、素直で、一途な、若い方が現れたことで、私は、自分の子供や孫以上の愛情を改めて感じたことでした。
 鳴都太夫は、19歳の若さなのに、真実素直な人物です。私は、浄瑠璃の研鑽は勿論ですが、全てに気配りが出来、周りの方々を助けるよう常々申していますが、よく受けとめて頑張ってくれています当日の100人近い、お客様の椅子も、一人で並べていたようです。
 昔の師匠が、稽古も大切だけど、舞台に出ることは、稽古の数倍の力がつくと仰っていました。鳴都太夫には、これからどんどん舞台に出演してもらおうと思っています。勉強に障るから芸は無理しないが良いと、よく皆さんは思っていらっしゃいますが、私は、勉強が出来ない子供達が芸を学ぶことで、勉強を頑張り成長して行くのをどれだけ多く見て来たかしれません。何事も一生懸命やることは、夢にも繋がります。これからも、多くの方に愛していただけるよう精進していくものと思っております。
 この鳴都太夫のお陰で、高齢の方々が多くなった人形浄瑠璃保存会も、今回の公演を機会に「これからも。しっかり頑張ります。」と会員全員から言葉を頂き、有り難く存じております。

 今回の講演の様子が、4月25日の18時30分ころにNHK福岡のニュースで、放送されるようです。NHK佐賀では、その後、放送されるようです。また、RKBテレビなどからも、放送日の連絡ありましたら直ぐ報告させて頂きます。
 また、今回の公演には、山口県光市の島田人形浄瑠璃保存会からも来て頂き、大変喜んで頂きました。本当に、多くの方に人形浄瑠璃をはじめ日本舞踊、三味線の演奏と楽しんで頂き、あらためて心から感謝申し上げます。

     竹本鳴子 拝

  日 時 平成31年4月21日(日曜日)午前11時~
  会 場 海浜館 唐津本店
  演 目 寿式三番叟
      三味線演奏
       曳山ばやし ほか
      日本舞踊
       踊り 面谷郁子
      傾城阿波鳴門
        ※ 鳴都太夫の初お披露目
定期公演の様子をご覧いただけます。
下の画像をクリックして下さい。






山口祥義 佐賀県知事を表敬訪問をしました。

 9月19日に山口知事へニューヨーク公演の報告と9月30日開催「義太夫の会」のお話をさせていただきました。
とても楽しい時間でした。山口知事、佐賀県文化課のみなさま、ありがとうございました。




「竹本鳴子太夫inニューヨーク」公演開催しました!

期 日  平成30年6月25日 19時開演(18時30分開場)
会 場  日系人会館
出 演  竹本鳴子太夫 鶴澤友理江
     池田禮子 中田扶美 大久保剛
     面谷郁子(立方) 川原京子(後見)
後 援  佐賀県、佐賀県教育委員会、唐津市
演 目  幕開け 三番叟、曳山ばやし
     1 浄瑠璃芝居
      「おさん茂兵衛」(大経師昔暦より)
        原作 近松門左衛門
        創作 竹本鳴子
     2 三味線演奏
      「さくら変奏曲」「無法松の一生」
     3 舞 踊
      「春雨」「松浦潟」
       フイナ―レ 「九州炭坑節」
       ※観客も共に踊って頂きました。

 今回の公演は、昨年、竹本鳴子太夫が鳥越文蔵先生発見の「古浄瑠璃の里帰り公演」が開催されたおり、渡英された時のご縁で開催の運びとなりました。
 80人の満席の中、ニューヨーク総領事大使の高橋様ご夫妻はじめアメリカの方々にも大変、喜んでいただきました。
 海外公演成功もニューヨーク在住の国連勤務の五十嵐芳子様そしてお母様の五十嵐道子様はじめ佐賀県や唐津市ほか内外の皆様の強力なご支援を頂いたおかげだと会員一同、感謝しております。
 紀行文はまた近いうちにHPに掲載いたしますので、ご覧ください。



平成30年度の入野小学校浄瑠璃学習
5月31日から始動
 今年度から全国的に3年生に英語学習が導入され、その時間確保のため学校としても厳しい状況の中、今年度も浄瑠璃学習を取り入れて頂きました。
 長先生は多貝先生、教頭先生は富永先生、担任は山下先生です。3年生児童数は<9名>です。
 月に1~2回、木曜日の5時間目、6時間目を利用します。昨年までより学習時間数は少なくなりましたが、9月30日の「義太夫の会」での舞台発表を目指して、子供達も元気一杯、学習しています。
 入野小学校の浄瑠璃学習は平成23年(2011年7月)から開始され、今年で8年目を迎えます。
 浄瑠璃学習の成果は、これまでの歴史の中、「入野小学校・文化祭」での学年発表、「肥前町の文化祭」や「義太夫の会」での舞台発表、「老人保健施設訪問」等で披露。先生方と共に子供達もいろいろと頑張ってきました。
 私達も浄瑠璃学習を通しての児童の心身の成長を楽しみにしております。今年、9月30日の「義太夫の会」(相知町交流文化センター:サライホール)にはぜひ、お出かけ頂き児童の成長をみて下さい。



第10回定期公演での三番叟をご覧いただけます。
定期公演の様子は、こちらからご覧いただけます。
下の画像をクリックして下さい。


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問い合わせ先
唐津人形浄瑠璃保存会 事務局
〒847-0043 唐津市新興町2889-16
太 田 弘 子
TEL 0955-74-1920

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