当日は、100人近いお客様、そして、NHK、RKBテレビ局、地元ケーブルテレビ局、西日本新聞、読売新聞記者様方々、沢山の皆様の応援のお陰様で、鳴都太夫の語りを心から皆様に喜んで頂けたようです。桁山幸太こと鳴都太夫の初お披露目が、無事に出来たこと、そして改めて弟子入りしてくれたことを、心から嬉しく思っております。お客様の中には、鳴都太夫の浄瑠璃に、涙を流して頂いた方がいらっしゃいました。本当に嬉しいことでした。
私には、これまで弟子がいましたが、たとえ年上の方でも可愛いくて、親身に教えさせて頂いて来ました。今回、桁山幸太のように、家族思いで、素直で、一途な、若い方が現れたことで、私は、自分の子供や孫以上の愛情を改めて感じたことでした。
鳴都太夫は、19歳の若さなのに、真実素直な人物です。私は、浄瑠璃の研鑽は勿論ですが、全てに気配りが出来、周りの方々を助けるよう常々申していますが、よく受けとめて頑張ってくれています当日の100人近い、お客様の椅子も、一人で並べていたようです。
昔の師匠が、稽古も大切だけど、舞台に出ることは、稽古の数倍の力がつくと仰っていました。鳴都太夫には、これからどんどん舞台に出演してもらおうと思っています。勉強に障るから芸は無理しないが良いと、よく皆さんは思っていらっしゃいますが、私は、勉強が出来ない子供達が芸を学ぶことで、勉強を頑張り成長して行くのをどれだけ多く見て来たかしれません。何事も一生懸命やることは、夢にも繋がります。これからも、多くの方に愛していただけるよう精進していくものと思っております。
この鳴都太夫のお陰で、高齢の方々が多くなった人形浄瑠璃保存会も、今回の公演を機会に「これからも。しっかり頑張ります。」と会員全員から言葉を頂き、有り難く存じております。
今回の講演の様子が、4月25日の18時30分ころにNHK福岡のニュースで、放送されるようです。NHK佐賀では、その後、放送されるようです。また、RKBテレビなどからも、放送日の連絡ありましたら直ぐ報告させて頂きます。
また、今回の公演には、山口県光市の島田人形浄瑠璃保存会からも来て頂き、大変喜んで頂きました。本当に、多くの方に人形浄瑠璃をはじめ日本舞踊、三味線の演奏と楽しんで頂き、あらためて心から感謝申し上げます。
竹本鳴子 拝
日 時 平成31年4月21日(日曜日)午前11時~
会 場 海浜館 唐津本店
演 目
寿式三番叟
三味線演奏
曳山ばやし ほか
日本舞踊
踊り 面谷郁子
傾城阿波鳴門
※ 鳴都太夫の初お披露目
今年度から全国的に3年生に英語学習が導入され、その時間確保のため学校としても厳しい状況の中、今年度も浄瑠璃学習を取り入れて頂きました。
長先生は多貝先生、教頭先生は富永先生、担任は山下先生です。3年生児童数は<9名>です。
月に1~2回、木曜日の5時間目、6時間目を利用します。昨年までより学習時間数は少なくなりましたが、9月30日の「義太夫の会」での舞台発表を目指して、子供達も元気一杯、学習しています。
入野小学校の浄瑠璃学習は平成23年(2011年7月)から開始され、今年で8年目を迎えます。
浄瑠璃学習の成果は、これまでの歴史の中、「入野小学校・文化祭」での学年発表、「肥前町の文化祭」や「義太夫の会」での舞台発表、「老人保健施設訪問」等で披露。先生方と共に子供達もいろいろと頑張ってきました。
私達も浄瑠璃学習を通しての児童の心身の成長を楽しみにしております。今年、9月30日の「義太夫の会」(相知町交流文化センター:サライホール)にはぜひ、お出かけ頂き児童の成長をみて下さい。