個体名


 Cattleya  intermedia variety aquinii coerulea ‘Tachibana’
属名   種名 変種 変種名 変種名  個体名
 カトレヤ インターメディア バラエティ アクイニー  セルレア   タチバナ

「カトレヤ」という属の中の「インターメディア」という品種で、花弁に楔模様を持ち青い色をした‘タチバナ’という個体名。
個体名を持たない「カトレヤ」という属の中の「インターメディア」という品種で、花弁に楔模様を持ち青い色をした個体は世界中にたくさんあります。

変種名は1つ持つ個体もあれば、2つ3つ持つ個体もあります。4つ以上は私は見かけたことがありません。
変種名がなく、いきなりCattleya intermedia ‘Tachibana’(例)という場合もあります。
変種名はその個体の持っている、目立つものからどうやらつけられているみたいです。

最近はvariety(略してvar.v.)ではなく、「品種」という意味のforma(略 fma.)と記されているものを見かけるようになりました。何らかの理由があるのでしょうけど、私には分かりません。


      変種名

      変種名 variety(バラエティ)・・・var.またはv.と略される

 alba  アルバ  白色
 albesens  アルベッセンス  白に近いがかすかに色がある
 amethystina  アメジスチナ  紫水晶色
 aquinii  アキニー  花弁に楔模様の色が入る
 coerulea  セルレア  青空色という意味らしいけど、見た目は紺色
 concolor  コンカラー  花全体が一色の色
 delicata  デリカータ  繊細なという意味。淡い白っぽいピンク
 flamea  フラメア  花弁の基部から楔状に大きく別の色が入る。燃え上がるような色
 irrorata  イロラッタ  露を含めたという意。霧を吹きかけたような淡い色。唇弁に輪状の模様が入る。
 lilasina  リラシナ  ライラックのような薄紫色。(=lilasia) 
 marginata  マルジナータ  唇弁が大きく、さらに基部まで濃い色彩で縁取られる
 multiforme ムルチフォルメ   多くの型の意味。唇弁の色彩の出方が色々な模様になる。普通の花より良く変化した花。
 orlata  オルラッタ  唇弁が大きく発達して、濃い色彩で縁取られる
 puntata  プンタタ  全体に点々が分散する(=punctata)
 pintade  ピンタード  プンタタと違い細かな点が分散する
 roxo−bispo  ロショ-ビスポ  明るい赤紫色。roxo=紫
 roxo−violeta  ロショ-ビオレッタ  濃い鮮明な青紫色。すみれ色。
 rubra  ルブラ  赤紫色。最も濃く色が乗る
 sanguinea  サンギネア  血液の意。花全体が濃い紫赤になる。
 semialba  セミアルバ  唇弁のみ色をもち、他は純白
 striata  ストリアタ  純白の花弁に少しずつ筋状の模様 (=estriata)
 stumph  ストンフィ  汚れたの意。不均一に斑点が入る
 suave  スアーブ  優しい。気持ちよい。淑やかなの意。淡い柔らかな色彩。 (=suavissima)
 tipo  ティポ  最も普通の色彩。このtipoの色彩と違う色彩が入ると変種(variety)になる。
 venosa  ベノーザ  血管が浮き上がったような筋模様
 vinicolor  ビニカラー  赤ワインのような濃い赤紫色。(vinho)



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